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ナガノトマトは広く世界中から、商品の原料となるトマトやその他の野菜などを購入しております。
例えばトマト。ジュース用トマトは世界の色々な国で栽培されており、世界の三大産地は1位アメリカ合衆国、2位中国、3位イタリアとなっています。
(WPTC(世界加工トマト評議会)・世界の加工用トマト生産量 2020年実績値による)
トマトジュースやトマトケチャップの原料となるジュース用トマトは世界中で約3,800万トン、日本国内では約2万8千トン栽培されています。そして、国内第2位の産地である長野県では約7千トンが栽培されています。
(農水省 令和元年度 都道府県別生産実績)
ナガノトマトが製造する商品は、多くのトマト原料を必要とするため、希少性の高い長野県のジュース用トマトだけでは到底まかなうことができません。
そのため、世界中のトマトの産地を回り、各国からトマト原料を輸入しています。
海外のトマト原料生産工場へは、社員が視察に赴き、お客様に安全で安心な商品をお届けできるよう、製造工程の確認、指導、改善を行っています。そして、ナガノトマトの品質基準にあったトマト原料を製造していただき、それを調達しています。
品質を高める努力に終わりはありません。ナガノトマトは世界各地の協力工場及びお取引先様と共に、製品の安全性を高めるべく、日夜改善に努めています。
ナガノトマトは、食品製造というお客様の健康や生命につながる仕事に携わっています。
だからこそ、私たちは企業としての規模や利益より、まず第一に品質にこだわりを持ち、常に追求しています。
こうしたナガノトマトの姿勢は、全社的な品質方針の展開と定期的な内部監査の実施、顧客起点に立った「お客様本位」の対応・サービス、法規制の高次元での遵守など、体系化した品質管理体制に顕われています。
今後も、品質保証レベルを継続的に向上させるソフト・ハード両面の技術改善を積極的に行い、お客様に「安心して選んでいただける」製品を生み出していきます。
4M変動チェック
4つのM(機械・人間・方法・原材料)の1つでも変化するとき、細心の注意が必要です。事前にシミュレーションを行い、トラブルの未然防止に努めています。また、初回製造品には検品を実施しています。
相互パトロール
違う人がお互いの職場の衛生管理状況をチェックしあっています。
お客様チェック
製品品質保証の一環として、自社倉庫入庫前の製品を定期的に検査しています。お客様の目・感性で検査することに主眼を置き、品質管理検査員が検査を実施しています。
農薬の管理
トマト原料製造メーカー指定の農薬が契約農家を通して各農家へ支給され、農薬管理台帳にて日本と同様に管理します。
生産者側と当社の双方で残留農薬検査を二重に行い安全を確認します。
薬剤管理
ライン洗浄剤などは鍵のかかった倉庫に保管され、使用管理台帳へ使用量をきちんと記録し管理します。
異物対策
シャワー洗浄、目視選別、ラインフィルターやマグネットを設置して異物混入を防止します。
収穫時期の現地立会い(原則として毎年)
トマト原料製造時には、当社担当者が現地にて製造立会いを行い、原料~製品までの品質確認を行います。