ここから本文になります。
ナガノトマトは、その名の通り、トマトジュース、トマトケチャップなどのトマト加工品を製造・販売している会社です。前身である、「長野県購買販売連合会 村井工場(昭和20年代)」の頃から、トマトピューレを製造しています。
信州の気候は、日照時間が長い、雨が少なく湿度が低い、昼夜の気温差が大きいといったトマトの育成に適した気候に恵まれています。そのため、ここ信州でトマトはおいしく育ち、全国でも有数のジュース用トマトの生産地となっています。
トマト栽培は農家の方に種や苗を託し、収穫したトマトはすべてナガノトマトが引き取る「契約栽培」となっています。農家の方が大切に育てたトマトは無駄にする事なくトマトジュースやトマトケチャップといった商品に生まれ変わるのです。
契約農家の方々とのつながりは当社の大きな財産です。この地でなければ、そして契約農家の方々がいなくては、おいしいトマトはできません。ですから信州松本の地に本社と工場を置き、自然豊かなこの地から皆様に商品をお届けしています。
また、ナガノトマトでは「育種」といって新しい品種を生み出す研究をしています。さまざまな品種の種子選定から交配を重ねて、「おいしいトマト」を作り出すのです。また、契約農家の方々とのつながりが深いだけに、トマトを栽培しやすくする改良も重要です。こういった研究は短期間に結果が出るものではなく、長い年月を要します。
そして約10年の歳月をかけてナガノトマト独自の加工用トマトブランド「愛果(まなか)」を育成したのです。この「愛果(まなか)」を使用したトマトジュースは農林水産大臣賞を受賞するなど高い評価をいただいています。
信州では、農作業ができない冬の副業としてえのき茸の人工栽培が広がりました。今では農家ではなく企業での生産となっていますが、長野県の栽培量は全国の約60%を占めています。そんな土地柄から、ナガノトマトではえのき茸のビン詰め「なめ茸茶漬」を昭和41年に発売したのです。
スーパーなどの店舗で売っているものとなめ茸茶漬に加工するえのき茸はまったく同じです。そんな選りすぐりのきのこを使って、長年親しんでいただいている変わらない味を皆様にお届けしています。