ここから本文になります。
トマト100gに含まれている栄養成分量
さまざまな栄養成分が、バランス良く含まれているトマト。
一般的な野菜に多く含まれるビタミンAやビタミンCが豊富なのはもちろん、ビタミンEも含んでいます。
さらにカリウムや食物繊維など、トマトに含まれる栄養成分は実に好バランスで、現代人の食生活にピッタリの食材といえます。
β-カロテンやリコピンは、ともにカロテノイドの仲間です。カロテノイドとは、植物などが作る黄色や赤、橙などの色素のことです。
カロテノイドの働きなどについては国内外で研究されており、その働きには多くの期待が寄せられています。
β-カロテンは緑黄色野菜の栄養成分として昔から重視されています。体内でビタミンAに変化するため、プロビタミンAとも呼ばれています。β-カロテンは体が必要としているときだけビタミンAに代わるので、ビタミンAの摂りすぎになる心配がありません。
トマトの赤い色はリコピンという色素によるもので、熟して赤くなったトマトほど、多くのリコピンを含んでいます。リコピンは、ビタミンと同じように人の体内では作り出すことができません。私たちは食品からリコピンを摂るしかないのです。