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トマトはトマトジュースやピューレーなどに加工する「ジュース用トマト」とサラダなど生で食べる「生食用トマト」があります。
ジュース用トマトは「赤系トマト」と言い、真っ赤な色をしており、畑で完熟するのを待って収穫されます。そして、完熟したジュース用トマトは、収穫後、新鮮なうちに工場へ運ばれトマトジュースなどに加工されます。
生食用トマトは「ピンク系トマト」と呼ばれ、店頭に並んだ時に赤くなるように、まだ熟さないうちに収穫し出荷されます。1984年に品種改良からつくられた“桃太郎”がその代表格です。
「ジュース用トマト」と「生食用トマト」は栽培方法がまったく違います。
露地栽培で夏の太陽をいっぱいに浴びられるように地面に這うように栽培されます。そして、夏の最盛期である8~9月のみに収穫されます。加工するのに「へた」は邪魔物なため、収穫する時にへたが取れるような品種です。
支柱を立てて茎を上に伸ばすようににして栽培されます。ビニールハウスででも栽培できるので1年中収穫できます。
また、おいしそうで見た目がきれいなように「へた」がついたまま収穫できるような品種です。